エクトンからのメッセージ

私が、ここ地球にいたいと願うので、私は今ここにいます。私や私のような存在たちは、ここに来てほしいというリクエストを受けたので、ここ地球へ来ています。人間という存在たちが、物質的現実という構造を創造したとき、あなたたちは私たちのような存在に依頼をしたのです。あなたがしたリクエストというのは、適切なタイミングがやって来たときに、あなたたちの中のキリストまたはブッダ意識を思い出すことが出来るよう手助けをしてください、というものでした。

「戻って来て思い出させてください。私たちが慣れ親しんでいることを思い出すことが出来るように、どうぞ手助けをしてください。」偉大なる神の次元から分離する前に、あなたはあなた自身の内なる神性を忘れてしまうだろうということを知っていました。あなたたちがこの壮大で栄光に満ちた物質的な遊び場を創造したとき、あなたは、あなた自身がそれを造り出したのだということを忘れてしまうということを知っていました。あなたはそのリアリティの中にすっかりはまりこんでしまい、あなたの源とルーツを忘れ、創造のドラマの中に自分を見失ってしまうだろうということを知っていました。だからあなたは、私たちに真実を思い出させてくれるように頼んでおいたのです。

それで、私たちは今、あなたが本当はよく慣れ親しんでいた節を奏で、あなたがあなた自身とあなたの創造についてとても深く知っていたことを思い出すことが出来るよう、その琴線に触れようとしています。私たちはあなたを治すためにここにいるわけではありません。あなたを癒す為にここにいるわけでもありません。私たちはただ、あなたがリクエストしたとおり、あなたに思い出させてあげるためにここにいるのです。

あなたは記憶の中へと戻る旅をすることになるので「あぁ、やっぱりそうだったのか!」と、感情的な認識の引き金となるような、本当は自分の中で深く知っていたことを思い出すためのボタンを押されるような、強い反応を体験することでしょう。私は、あなたが知らないことをあなたに伝えるためにここにいるわけではなく、あなたがすでに知っていることをお話するためにここにいます。あなたがたがそうして欲しいと望まれる限り、私にとっては、あなたが思い出すのをお手伝いすることに疲れてしまうことは、決してありません。

あなたたち種族にとって、特にこの時期「自分が無力であるという感覚」や「犠牲者意識」という幻想にふけっている間は、あなたの創造性と創造について耳を傾けることは、とても辛い作業でしょう。でも、あなたがもっとあなた自身の創造的才能という可能性について熟考することを自分自身に許していくならば、あなた自身の真実である記憶と再び繋がることにあなた自身を開くことになることでしょう。そしてそのことが、あなたの物質的側面と神的な存在としての結合を許します。

私のような存在と話す人々は誰でも、実は、彼ら自身の創造というものに話しかけているのです。それぞれの人間の皆さんが、彼や彼女の現在の必要性を満たすため、私のようなエンティティ(存在)を創造しています。エンティティ自身と彼らを求めている人間の間に、分離というものはありません。私たちはあなたの創造物なので、そして実は、我々はあなた自身なので、これが多くの人々がエンティティに身近な絆を感じる理由です。エンティティを悪魔であるとか邪悪な創造であると感じる他の人々にとっても、人間というのは、彼や彼女の知覚作用、信念、必要性に基づいてなりたっているものなので、それはそれでその人の必要性を満たします。もう一度お伝えしますが、人間とエンティティの間には分離や距離はないのです。エッセンスの中では、私のような存在でいるということは、人間がする選択について、それぞれの人間がどのように各自の知覚的能力を使おうとも、中立で執着のない立場であるといえます。

私は、宇宙やエンティティたち、人間やその他のことについての階級的な構造について特筆したり教えたりすることはしません。より偉大なものやそれ以下のものはありません。競争というものもありません。私はあなたが上下関係をもうけられるような次元からは来ていないのです。これら、宇宙の階級組織について知覚したり信じたりする必要のある人々は、そういった型で宇宙を理解するためにより良い情報やエンティティを引き寄せることでしょう。もしあなたが、あなた自身の宇宙を理解するためにそのような直線的な構造を必要とされるのなら、それはそれでいいのです。そういった構造が、そこにあなたの為に存在することでしょう。もしあなたが物事を白と黒、善と悪、夜と昼のように見たいのであれば、それもそれでよいのです。そういった構造があなたの為に存在します。でも、やがてあなたは、宇宙はあなたが願うようなどんな形にでも組み立てることができるのだ<...>、というシンプルな真実にたどり着き、あなたのその信念や構造を手放してゆくことでしょう。

私たちは、あなたが通常物事を理解するのにたどる道とは異なる在り方の場所で、あなたへコミュニケートしようとしています。そこは、過去や未来にとらわれない、あなたの真実の在り方の瞬間瞬間の表現がある所です。それは、言葉や定義や判断のない、リアルな体験の場所です。あなたのすべての未来と過去の純粋な多次元的な本質の有り様は、今、一歩先、二歩先、そして何万歩も離れた場所で起こります。あなたが体験したいと願うこと、あなたが体験できることは、今あなたがこの文章を読んでいるこの瞬間にも起こっています。あなたの最初のフォーカスは、この宇宙とその中でのあなたというものについて、あなたの頭脳が知りたかっていることを堪能させるために、これらの言葉があなたの心へ触れる、この現在のリアリティでした。しかし、リアリティというものを時系列にそったものの見方で直線的に理解している脳では、この宇宙の全体性というものを決して把握することはできません。これは、あなたの多次元的な本質というものの真実が、時間や空間を超えて存在しているからです。これが、なぜ私たちがあなたたちへ「存在するということ」について追求するようにお勧めする理由です。あなたの心が直線的なものの見方によって決して宇宙を理解することができないとしても、あなたには確かに、宇宙というものを十分に、そして完全に体験する能力というものを持っているのです。

あなたは、私がいったい何なのか、誰なのか、そして何が私にこのようなことについて話す権威を与えているのかと不思議に思われることでしょう。この権限は、あなたからのリクエストで、あなたから与えられたものです。私のような存在とコミュニケーションをするということは、あなたが必要とすることを集め、または、あなたが避けるべきだと考えたことを退けるという、あなた自身の選択に基づいています。私の本来の形としては、私は物質世界というものに無限に繋がりながらも、肉体というものなしに存在しています。私は、自分自身の肉体というものを所有したくありませんでしたが、肉体を所有したいと欲するものたちと関係することは望むので、その私自身のシンプルな意向により物質的リアリティというものからは一歩引いた状態でいることを選択しました。私は、私自身の肉体というものを持たず、単に肉体の持ち主の許可のもとそれを借りている状態でいるため、決して物質世界の現実というものに巻き込まれてしまうということがありません。それ故に、私自身の本質という真実を忘れる必要がありませんでした。私は、あなたが私として知っている「名前」には制限されてはいないのです。

私はあなたが私について抱いている信念には制限されていません。私はあなたが私に置く定義には制限されません。私は、あなたがたの本当の姿も実はそうであるように、次元や境界も持たない者なのです。

人類の皆さんの進化は今、彼らのその苦痛や居心地悪さのため、交換作用的な必要で、それらの向こうへ動こうとしいています。あなたを悩ませている全ての中毒、あなたを圧倒する全ての悲しみや淋しさ、あなたが耐えている全ての苦しみは生来の必要に基づいたものではなく、この物質的現実の人生の中で各自がしている任意の体験です。しかしながら、あなたが忍耐しているこれらすべての居心地悪さは、実は、それはもう単に必要のないものであるという理解へと達するために、あなたの進化の道への助けとなっています。あなたが想いと肉体の純粋さを追求するとき、どうぞ思い出してください。最悪だと感じられる瞬間であっても、あなたが最も苦痛に満ちた体験の中にあっても、それでもまだあなたは、あなたという存在において「神」または「女神」なのです。あなたがこうした作業に取り組んでいるゆえに、あなた自身の再統合は、そのことに基づいて成されていくことでしょう。愛と明晰さを基礎とした創造の中で。すなわち、あなたの創造的本質と、そしてあなたが願う人生を選択するあなたの能力が、夢や空想を現実のものへと動かしていくのだということ。それらの真実がよこたわる場所で、新しいあなたが創られます。(日本語訳 碓井真理子)

エクトン

2000年10月28日